とりこぎん

こぎん刺しを楽しむブログです

こぎんタイル

こぎんタイルを作り始めたきっかけの話。

こぎん刺しは布目を拾って横方向に糸を渡していくことで独特の模様を作っていく。「一段刺したら「糸こき」をして、糸の引き加減が均一になるように、ふっくらと刺していく。」と、こぎん刺しの刺し方に書いてある。

ふっくらと均一に、…これが意外と難しい。かなり意識しないとキツくなりがちになっていまう。結果、作りたいサイズよりも刺した部分が短くなってしまうと仕立てにも影響してしまうのが問題。

最初に作ったのはフェリシモのポーチの会のキットで、これが仕立てで大苦戦しまくり。せっかく頑張って刺したのに、仕上げのところで上手くいかずに残念な出来上がりになって、ちょっと心折れかけた。

糸の引き加減がキモなのか。サイズ通りに刺すのは(私にとって)予想以上に難しいのでは、ということで。練習用にキットで使用していたものと同じコングレス布を入手。まずは布のカウント数、オリンパスのコングレスは7×7目/cmなので、約70目で10cmになるようにあれこれ練習してみた。そこで偶然生まれたのがこぎんタイル。10cm×10cmの板に貼るとサイズ通りに刺せているのが確認しやすく、かつ出来上がりがなんだかかわいい。何に使えるかなどは考えず、一時期こればっかり作っていた。

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ちなみに、仕立てで苦戦していたのは糸の引き加減以外にも要因があったと知るのはもう少し後のこと。