とりこぎん

こぎん刺しを楽しむブログです

こぎんタイル番外編 J 10 / 60

こぎんタイルでJ60クラブチャレンジ。これも【こぎん刺しの図案7】と同じ図案。

# 10

 布:コングレス(オリムパス) 生成り

 糸:25番刺繍糸(コスモ) 青 167

    「梅の花」(23)を糸流れで囲んで並べたもの。これも目数があっているのか微妙なやつだ…。

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単体でみると少しこぎん刺し感が薄いのかもしれない「梅の花」。でもこうして並べてみるとそんなこともないかなと思えてくるから不思議。このチームといえば、やはり梅でしょうと思って。頑張って刺してよかったー。苦手意識がなくなって、どんどん使えそうな気がしてきた。

『まず刺してみる』

何度も繰り返すけど、やはりここに帰ってくるなあ。こぎんタイル番外編、なかなか使わなかった「もどこ」にチャレンジしたり、色も刺繍糸を使うことで同じ系統の色味でも違う色を使ったり。いろいろ新鮮で、新しい気づきも多い。こぎん刺しだとなんでもやってみようと思えるのが自分でも驚いている。とても相性の良い趣味に出会えてうれしい😊

こぎんタイル番外編 J 9 / 60

こぎんタイルでJ60クラブチャレンジ。これは【こぎんタイル 4】にある図案です。

# 9

 布:コングレス(オリムパス) 紺

 糸:25番刺繍糸(コスモ) ピンク 502

    「花こつなぎ」(15)でいいのかな?つなぎ部分の目数の表し方がわからない😅

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これはすごくシンプルな図案だけど、お気に入りでよく使いたくなる図案。ひたすら連続しているだけなのに、それだけなのに、なんともかわいい。

こういう連続模様を刺していると、なぜか機織りをしてみたい欲がふつふつと湧き上がってくる。はて?(寅ちゃん、ハマってます。)なんで刺し子ではなく機織りなのか?こぎん刺しは刺し子の技法のひとつとされているが、私はいわゆる刺し子をやったことがない。もちろん機織りも未経験。クロスステッチや刺繍もキットで少しかじった程度。以前から機織りに憧れ?があったものの、ハードルが高い気がして中々手が出せずにいた。そうこうしているうちにこぎん刺しを始めて、針と糸だけで紡ぐように模様を刺していくのがほんとうに楽しくなった。機織りとは異なるけれども、少しずつ段を積み重ねていく過程が布を作っているような気持ちにさせてくれるのかもしれない。だからか、私は布いっぱいに刺す、総刺しを好んで作ることが多い。総刺しは時間もかかるけど、刺しただけの達成感もある。複雑な模様を組み立てて大きいものも刺してみたいし、こういうシンプルな模様をたくさん並べるのも良き。

 

こぎんタイル番外編 J 8 / 60

こぎんタイルでJ60クラブチャレンジ。今日は推しチームの試合がないので、DAZNで試合を流しながらこぎん刺しタイム。

# 8

 布:コングレス(オリムパス) 紺

 糸:25番刺繍糸(コスモ) オレンジ 757

    「花この柱入り」(19)と「かちゃらず」(5)を使って単位模様にして、少し幅のある囲み模様で囲んだもの。このパターンの囲み模様は、私の中で『THE こぎん刺し』なのです。

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こぎん刺しの模様は、上下、左右対象になっているものがほとんど。なので、図案を考える時は4分の1でよい。私もそれで考え、計算もしている。折り紙を四つ折りにする感じかな。なので、刺し始めも中心から刺すのが基本。わかりやすいし、図案のバランスもよくなる。

基本的にはそうなんだけど、あえて端っこから刺してみてもおもしろい。上下左右対象な図案が、こぎんタイルの中ではアシンメトリーになってかわいくなる気がして、時々やります。これもそのパターン。この図案を真ん中で刺すとサイズ的に囲み模様が入りきらないというのもある。囲み模様を入れると、どうしても目数を使ってしまうので、刺せる部分との兼ね合いが難しい。小さいものを刺す場合には、大きい図案のどこを切り取るかも意識して考えるとよいのかも。

こぎんタイル番外編 J 7 / 60

こぎんタイルでJ60クラブチャレンジ。やっぱり60は多いって。やっと10分の1を過ぎたところなのかー。このペースで今シーズン中に完成できるのかな?ちょっと弱気になる。

# 7

 布:コングレス(オリムパス) 紺

 糸:25番刺繍糸(コスモ) 黄 702

    「若松」(17)を中心に、「豆こ」(13)を結んだ囲み模様に「かちゃらず」(5)を入れてアクセントをつけたもの。これも説明しにくい図案だ😅 「若松」を3目あけて並べたところがポイント。囲み模様も短冊をイメージしてみたのだけど、…どうだろう?濃い色の布なので、糸が上に渡っていない部分を意識した図案になるように考えてみた。

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さて、こぎん刺しをやっていると毎回のように思うことがある。使う「もどこ」を選んで、並び方を考えて、頭の中で組み立てて刺しているはず。それでも刺し上がってみると、こうなるんだ?と新鮮な驚きがあったりして。ほんと、こぎん刺しの模様っておもしろくて飽きない。

また、こぎんタイルは10cm ×10cmだけど、もっと大きなサイズで刺したら同じ図案でもこれまた印象が変わると思われる。それもこぎん刺しのおもしろいところ。あら、大きいものも刺したくなってきたぞー😆

 

こぎんタイル番外編 J 6 / 60

こぎんタイルでJ60クラブチャレンジ。コツコツと。

# 6

 布:コングレス(オリムパス) 生成り

 糸:25番刺繍糸(コスモ) 緑 2120

    「かちゃらず」(5)と「ねずみの歯」(15)をベースに囲んだり、結んだりしたもの。 それほど複雑なことはやっていないのだけど、文章にして説明すると急に難しい😓

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「囲む」と「結ぶ」は、こぎん刺しを構成する大事な要素。これを上手く組み合わせることで、どんどん図案を展開できる。今回でいえば、

① 5目の「かちゃらず」を3目の枠で囲む。→ 5 + 8 = 13目

② ①4個を菱形に結ぶ。→ 13 + 13 - 3 = 23目

③ ②を3目の枠で囲む。 23 + 8 = 31目

ここまでは、「単位模様」といって、ひとつのユニットとして考えられる。

④ 15目の「ねずみの歯」3個を結んで③を囲む。

ここでの④は「囲み模様」といって、「単位模様」と「単位模様」の間に入る模様になる。この「囲み模様」を上手に入れられると図案がぐっと整う感じ。この図案では、「単位模様」の辺の部分の模様が頂点で交差するところがポイント。頂点では模様が変わったように見えて、それがまたアクセントになっていそう。

「もどこ」だけではなく、「囲み模様」も様々なパターンが考えられていて、古作こぎんではとても複雑な模様もある。「囲み模様」について私はまだまだ勉強中。昔の刺し手さんたちは、いったいどうやって組み立てて、刺していたのかな。できれば直接教わりたいくらいー。でも、今となってはそれは叶わないので。残された布をお手本にして、暗号を解読するように、会ったことのない刺し手の方から教えてもらっている。

こぎんタイル番外編 J 5 / 60

こぎんタイルでJ60クラブチャレンジ。たぶんこれはお初の図案です。

# 5

 布:コングレス(オリムパス) 生成り

 糸:25番刺繍糸(コスモ) 黄 3299 / 緑 338

    「わんこのつらこ」(33)を色を変えて斜めに交互に並べたもの。この「もどこ」は、『きほんの伝統柄から作る こぎん刺しのおしゃれ小物』に載っていて、初めて見た時から、とにかくかわいいので一度刺してみたかったー😆

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猫の「もどこ」は知られているけど、わんこは珍しいと思う。私は、前述の本以外では図案をみたことがない。どうやら、弘前の『こぎん研究所』が考案した新しい「もどこ」とのこと。なるほどー。新しい「もどこ」を生み出せるなんてすごい!伝統的なものとは少し雰囲気が異なるのはそういう由来だったからなのかも。ちょっととぼけたようなわんこが並ぶと思わず笑顔になってしまう図案😊

わんこといえば、このカラーで刺さないと!と黄色と緑を選んでみたのだけれど。上に渡る糸の分量が少なめな「もどこ」だったので、糸流れか何かを増やせばよかったかな。ちょっとあっさりしすぎたかもしれない。これも勉強だなあ…。

こぎんタイル番外編 J 4 / 60

こぎんタイルでJ60クラブチャレンジ。これも【こぎん刺しとコーヒー】で出したもの。こんな感じのものが、まだまだあります。

 

# 4

 布:コングレス(オリムパス) 生成り

 糸:25番刺繍糸(コスモ) 赤 1241   /   黒 601

    「花こつなぎ」(15)を赤と黒で交互に並べて刺したもの。基礎中の基礎模様を連続して刺しただけ、という単純な図案。

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だけど、小さい「もどこ」の色を変えて刺すのが地味〜に面倒だった。裏に渡る糸を重ねてしまえば刺す分には楽で、シンプルに刺していけばいいだけになる。それを避けるとなると、同じ色の「もどこ」をひとつひとつ縦に刺していくやり方しか考えつかなかった。でも、そのやり方だとすぐ次の段になるので総刺しのメリット?的なものがなくなってしまう感じ。こぎん刺しは横へ横へと刺していくもの。だからかな、総刺しはたくさん刺すので大変かと思いきや、意外と刺しやすいともいえる。うーん、「もどこ」を単体として刺すと思えば気にならない問題なのかな。今回の配色って、見た目総刺し、実は単体をバラバラに刺した気がする。なんとも中途半端な…。多色こぎん刺し、想像していたよりもいろいろ難しい。ここでもデザイン性を選ぶのか、刺しやすさを選ぶのか。私はどちらを選ぶかなー🤔