とりこぎん

こぎん刺しを楽しむブログです

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

こぎん刺しの布3

かつてのこぎん刺しは目の荒い麻の布に木綿の糸で刺されていた。麻の布に刺されたこぎん刺しは若干縦長な模様となるのも特徴的。となると、こぎん刺し本来の風合いを求めるならば麻の布をと考えたいところであるが。針で布目を拾っていける適度に目の荒い麻…

ちょっと整理しよう

こぎん刺しのブログを始めてから半月。つらつらと頭に思いついたことを書いてきた。案の定というか、あちこちに話が飛んでいるなあ…。私にとってこぎん刺しは変数が多くて、まとめるのがなかなかに難しい。うまく整理できるのか不安もあるけれど、一針一針刺…

ちょいこぎん

こぎん刺しを始めて大事だと感じたことのひとつ。 「まず刺してみる」 いざ刺してみると、思っていたのとちょっと違うと感じることが結構多かった。糸をかせで見ていた時と色の出方が違ったり、模様の組み合わせもイメージしていたものと違ったりとか。なの…

こぎんタイル2

こぎん刺しは「もどこ」というパーツのような模様を繰り返し刺したり、組み合わせたりして、多種多様な模様を作り上げていくことができる。基本的な「もどこ」を覚えてから改めて古作こぎんを見ると大変興味深くて。まず引いて全体を眺めてから、次はぐっと…

こぎんのりんご

こぎん刺しは津軽地方に伝わる技法なので、同じく名産品のりんごをモチーフにした作品がこちら。zizi no ie さんの「こぎんのりんご」ミニタペストリーキット。 古作こぎんのりんごが3つ。この3つのりんごは、上から「東こぎん」、「西こぎん」、「三縞こ…

古作こぎん

こぎん刺しの歴史は古く、江戸から明治期にかけて農家の女性たちの手によって生み出された。目の荒い布を糸で埋めることで保温性と強度を高めていたのが始まりらしい。実物を初めて見た時は予想以上の細かさで、農作業の後に疲れた手でよく刺していたものだ…

こぎん刺しの図案

初めて刺したこぎん刺しの図案を引っ張り出してもう一度はぎれに刺してみた。 今見てもかわいい図案だと思う。ただ、「津軽で生まれた素朴な美しさ」とあったが、当時の私は海外の刺繍のような印象を受けた。素朴というより洒落た感じがする。「こぎん刺し」…

こぎん刺しの糸

布ときたら糸、ということで糸のお話。糸の渡し具合は仕上がりに大きく影響してくる。 初めて使った糸はオリンパスのこぎん糸だった。6本よりの糸で、「糸を引き抜いてからほぐしてそろえ直してから刺す」とあった。刺繍糸もそのようにしていたのであまり疑…

こぎん刺しの布2

前回に続いてこぎん刺しの布について。 厚さや固さが難点なコングレスですが、縦糸と横糸がしっかりとしているため、ある意味刺しやすいともいえる。布目がよれにくいので糸を引く力加減がわかりやすい気が私はする。コングレスでこぎん刺しを始めたので慣れ…

こぎん刺しの布

私がこぎん刺しを始めた頃、手近で入手できた布はオリンパスのコングレス一択だった。糸はオリンパスのこぎん糸、もしくは25番刺繍糸。キットも同様だったので、こぎん刺しはコングレスでやるものと思っていた。 コングレス布、こぎん刺しをやっている方なら…

こぎんタイル

こぎんタイルを作り始めたきっかけの話。 こぎん刺しは布目を拾って横方向に糸を渡していくことで独特の模様を作っていく。「一段刺したら「糸こき」をして、糸の引き加減が均一になるように、ふっくらと刺していく。」と、こぎん刺しの刺し方に書いてある。…

はじめまして

50の手習いでこぎん刺しを楽しんでいます。 kichimari と申します。 こぎん刺しは津軽地方に伝わる刺し子の一種です。これが知れば知るほど奥が深くて。ひとつ刺し終わるとすぐ次に取り掛かりたくなるほどに、はまってしまいました。 ただ、いかんせん独学な…