こぎん刺しを始めて大事だと感じたことのひとつ。
「まず刺してみる」
いざ刺してみると、思っていたのとちょっと違うと感じることが結構多かった。糸をかせで見ていた時と色の出方が違ったり、模様の組み合わせもイメージしていたものと違ったりとか。なので、今は半端に余ったはぎれと糸を使って試し刺しをよくやっている。
また、実際手を動かしてみた方が「もどこ」も覚えやすい気もする。刺し方の練習にもなるし、一石二鳥かもしれない。刺しながら感覚を掴んでいくやり方が自分にあっているのだと思う。そうしているうちに、キットや本の図案を刺している時も図案が頭に入りやすくなって、ちょっとだけ刺すスピードも上がった気がする。
特に何か作るわけではなく、ちょいと刺すだけなのだが。刺しているうちに気がつくこともあって、それはそれで楽しい。
例えばこの「花こ」は「もどこ」の中でも基本のひとつ。
この「花こ」を4つ合体させたら「結び花」。
がっちゃんこさせた発想がすばらしいー。
「結ぶ」というのもこぎん刺しの技のひとつだなと思う。元は同じ「もどこ」なのになあ。また違う模様に変化して面白い。
また「結び花」を「糸流れ」で繋いだら「花こつなぎ」。さらに「糸柱」でも繋いでみると「轡つなぎ」に。こぎん刺しの模様ってこうしてどんどんバリエーションが増えていると思うとわくわくする!基本の「もどこ」をおさえながら図案を理解していくのもこぎん刺しの楽しみ方のひとつかもしれない。
気がつくと何に使えるかはわからないような、ちょいこぎんのかけらが溜まっていた…。せめて勉強のため少し整理もしてみよう。