とりこぎん

こぎん刺しを楽しむブログです

こぎんタイル2

こぎん刺しは「もどこ」というパーツのような模様を繰り返し刺したり、組み合わせたりして、多種多様な模様を作り上げていくことができる。基本的な「もどこ」を覚えてから改めて古作こぎんを見ると大変興味深くて。まず引いて全体を眺めてから、次はぐっと近寄って見て。「もどこ」を解読してみるのがパズルみたいで面白い。

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上のこぎんタイルは「てこなこ」、下のこぎんタイルは「轡つなぎ」もしくは「さかさこぶ」と呼ばれる「もどこ」を刺したもの。「てこなこ」は蝶々のことで、「さかさこぶ」は魔除けの意味もあるらしい。(「もどこ」の種類や意味についてはまたおいおい。)「こぎんのりんご」タペストリーにも、これとはサイズ違いの「さかさこぶ」が入っている。どちらもよく好んで使われる代表的な「もどこ」で、特に「さかさこぶ」は西こぎんの特徴にもなっているとのこと。

この「もどこ」、単独で見る時と連続して刺したものを見る時と印象が違くて、これがこぎん刺しの面白さ。同じ模様の連続なのに、目の錯覚なのかな?私は隣の模様と繋がっているように見えたりもする。不思議でいろいろ試して見たくなるー。