こぎんタイルでJ60クラブチャレンジ。コツコツと。
# 6
布:コングレス(オリムパス) 生成り
糸:25番刺繍糸(コスモ) 緑 2120
「かちゃらず」(5)と「ねずみの歯」(15)をベースに囲んだり、結んだりしたもの。 それほど複雑なことはやっていないのだけど、文章にして説明すると急に難しい😓
「囲む」と「結ぶ」は、こぎん刺しを構成する大事な要素。これを上手く組み合わせることで、どんどん図案を展開できる。今回でいえば、
① 5目の「かちゃらず」を3目の枠で囲む。→ 5 + 8 = 13目
② ①4個を菱形に結ぶ。→ 13 + 13 - 3 = 23目
③ ②を3目の枠で囲む。 23 + 8 = 31目
ここまでは、「単位模様」といって、ひとつのユニットとして考えられる。
④ 15目の「ねずみの歯」3個を結んで③を囲む。
ここでの④は「囲み模様」といって、「単位模様」と「単位模様」の間に入る模様になる。この「囲み模様」を上手に入れられると図案がぐっと整う感じ。この図案では、「単位模様」の辺の部分の模様が頂点で交差するところがポイント。頂点では模様が変わったように見えて、それがまたアクセントになっていそう。
「もどこ」だけではなく、「囲み模様」も様々なパターンが考えられていて、古作こぎんではとても複雑な模様もある。「囲み模様」について私はまだまだ勉強中。昔の刺し手さんたちは、いったいどうやって組み立てて、刺していたのかな。できれば直接教わりたいくらいー。でも、今となってはそれは叶わないので。残された布をお手本にして、暗号を解読するように、会ったことのない刺し手の方から教えてもらっている。