とりこぎん

こぎん刺しを楽しむブログです

こぎんタイル4

こぎんタイルに使用している布は、生成り、紺、黒の3色。当初は生成りのみでやるつもりだったけれど、糸の中には薄い色もあるので、次によく使っていた紺を試し、さらに黒にも手を出した。赤はどうしようかなと迷い中。同じ系統の色でも布の色によって印象も変わるので、難しさはあるけど。色合わせのおもしろさが、ちょっとずつわかってきたかもしれない。

紺布にピンクで刺した「花こつなぎ」の連続模様。

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シンプルだけどかわいく刺し上がったー。季節柄、桜っぽいイメージで🌸

色を使う時はシンプルな「もどこ」を並べるのもいいな。10cm × 10cm のこぎんタイルでは、サイズに制限がある分、小さめの「もどこ」を使いがち。「結び花」は、目立てが15目の小さくてシンプルな模様で、いつもどこかで使われているくらい使用頻度が高い「もどこ」のひとつ。今回の模様は、前回の小さな赤と黒で「結び花」を交互に並べた時とはまた違う印象に仕上がった。

さらに、まだ途中だけど、黒布に黄色で「結び花」を「糸流れ」で囲んだもの。

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「結び花」を並べたり、つないだり、囲んだり。単純な模様なのに、それを布や糸の色を変えてみると、表情が変わって、まったく別の雰囲気になって楽しい。

紺地に白糸で刺していた古作こぎんがモノクロの世界だとしたら、刺繍糸でカラフルに仕上げるのも現代的でいいのかな。それぞれに良さがあっていい。いろいろと試していく中で、自分の作りたいこぎん刺しが見つけられるといいなあ。