こぎんタイルの図案は基本的に総刺し。同じ「もどこ」を並べたり、組み合わせてみたり。これは「田の畔」という同じ「もどこ」を並べただけのシンプルな図案。
「もどこ」は同じ大きさなので、1目あけて均等に同じ模様が繰り返される。これだけでかわいくなるのが総刺しの魅力のひとつかも。
さて、次はズームして「もどこ」の中に注目。この「田の畔」は45目。分解?してみると、
①5目の「かちゃらず」を
②3目の枠で囲む
③3目あけて②を3個並べて
④3目の枠で結んで囲む
と、こんな感じ。
キーワードは、「囲む」、「並ぶ」、「結ぶ」。
「囲む」は、分かりやすくて、基本的に1目あけて3目の枠で囲むので、囲まれる「もどこ」に8目足すことになる。今回は5目の「かちゃらず」で5+8=13目になったのが②。13目が3個と3目あけるのが2ヶ所で13×3+3×2=45目が③。「並ぶ」場合は、あける場所の数が植木算になるのがポイント。そして問題の「結ぶ」。45目を3目の枠で囲むと45+8=53が④になるはずなのだけど。「結ぶ」場合は囲まれる外側の3目と囲む3目をがっちゃんこするので④は45目になる。
こぎん刺しを始めた時に、この「結ぶ」感覚が私にはちょっと難しく感じてしまった。なんでだろう。今でも目立ての計算の時に間違いやすいナンバーワン😓それでも、「結ぶ」図案の幅がぐっと広がるので使いこなしたい技なのだー!